パイフェイス(Pie Face)|ハズレは顔面にクリーム、動画で世界的に復活した対戦ゲーム

パイフェイス(Pie Face)回した数だけドキドキ、ハズレは顔面にクリーム直撃の対戦ゲーム

パイフェイス(Rocket Games版のパッケージ)

1968年・米国発2015年に動画で復活対戦アクション

パイフェイスは、マスクの穴に顔を入れてハンドルを回し、いつ跳ねるか分からないパイ投げアームのスリルを競う対戦ゲーム。原型は1968年のアメリカ生まれ。2015年に祖父と孫が遊ぶ動画が世界中に拡散し、半世紀ごしの大ヒットになった。日本では本家の新品流通が細く、中古・並行輸入品が中心。

スポンサーリンク

基本スペック

メーカー
Hasbro(原版・現行)/Rocket Games(英・復刻版)
初代発売
1968年(アメリカ)
復活
2014年英国で復刻→2015年世界ヒット
対象年齢
5歳以上
プレイ人数
2人以上
原題
Pie Face

特徴

  • マスクの穴に顔を入れ、ルーレットで出た数だけハンドルをカチカチ回す
  • パイ投げアームがいつ跳ねるかは仕掛け任せ。狙って止めることはできない
  • 浴びずに回し切れば得点。先に25点集めた人の勝ち
  • ホイップクリームは同梱されない。説明書は濡らしたスポンジでの代用も案内している
  • 2015年のホリデー商戦では品切れが続出し、ニュースになった

遊び方

1

パイ投げアームにホイップクリーム(または濡れスポンジ)を乗せ、マスクの穴に顔を入れる。

2

ルーレットを回し、出た数だけハンドルをカチカチ回す。アームはいつ跳ねるか分からない。

3

浴びずに回し切れば、出た数の2倍を得点。怖ければ「少なく回す」と宣言してもよい(得点は回した数ぶんに減る)。先に25点に達した人の勝ち。

誕生と歴史

1968年
米ハズブロが初代「パイフェイス」を発売。設計は「オペレーション」「マウストラップ」を生んだ玩具デザイン工房マービン・グラス・アンド・アソシエイツ
2014年
イギリスのロケット・ゲームズが復刻版を発売する
2015年
スコットランドの理髪店主が6歳の孫と遊ぶ動画が拡散。Facebookで1億7000万回以上再生されたと報じられ、世界的な品薄になる
2015年10月
ハズブロがロケット・ゲームズから世界販売権を取得して発売。ホリデー商戦の「一番手に入らないゲーム」としてニュースになる
2016年
全米玩具協会の「Game of the Year」(TOTYアワード・ゲーム部門賞)を受賞。同年から2人同時対戦の「ショーダウン」、パイを発射する「キャノン」など派生が続く
現在
日本では本家の新品流通は細く、中古・並行輸入品が中心。派生のキャノンはハズブロジャパンの正規品が流通する
原版は伝説の工房マービン・グラス製

1968年の初代を設計したのは、「オペレーション(手術ゲーム)」「マウストラップ」など米国の名作ゲームを量産したシカゴの玩具デザイン工房、マービン・グラス・アンド・アソシエイツ。顔にパイをぶつける「パイ投げ」はスラップスティック喜劇の鉄板ギャグで、それを食卓サイズのゲームに落とし込んだ。当時のセットには顔ハメ用の的やスコアシートが付いていた。

祖父と孫の笑い声が生き返らせた

復活のきっかけは2015年、スコットランド・ウィシャーで理髪店を営むマーティン・オブライエンさん(通称バッジー・当時51歳)が、6歳の孫ジェイデン君と遊ぶ動画。妻が寝る前に何気なくFacebookへ投稿したところ、翌朝には世界中へ拡散していた。クリームを浴びるたびに笑い転げる祖父と孫の映像はFacebookだけで1億7000万回以上再生されたと報じられ、この人気を受けてハズブロが英ロケット・ゲームズから世界販売権を取得。SNSの動画がおもちゃを半世紀ぶりに復活させた代表例として、玩具業界でたびたび引き合いに出される。

日本では本家より派生が買いやすい

日本にもハズブロの正規品が入ってきたが、現在は本家パイフェイスの新品流通が細く、中古・並行輸入品が中心で価格の振れも大きい。一方、派生の「パイフェイスキャノン」はハズブロジャパンの正規品が流通していて手に入れやすい。

兄弟ゲーム

パイフェイスの派生と、設計の血筋にあたるゲームたち。

  • パイフェイス・ショーダウン(Hasbro):2人同時対戦版。ボタンを連打してアームを相手側へ押し合う
  • パイフェイスキャノン(Hasbro):パイを発射して相手の顔に当てる射撃版。日本正規品あり
  • オペレーション(Hasbro):ピンセットで部品を抜く手術ゲーム。初代パイフェイスと同じマービン・グラス工房の血筋

メモ

  • ルーレットの数字より「少なく回す」と宣言する弱気プレイも、公式ルールで認められている。
  • 2016年の全米玩具協会TOTYアワードでは、総合大賞は逃したもののゲーム部門の「Game of the Year」を勝ち取った。
  • 英語には「顔にパイを食らわせる」を一語で言う動詞 pieing がある。パイ投げはそれほどの定番ギャグで、パイフェイスはそれを電動化せず、バネと運だけで再現した。
  • 現行版には本体どうしを連結して多人数で同時に遊べる「チェーンリアクション」仕様がある。
  • ホイップクリームが別売りなのは箱にも明記されている。海外のパッケージ表記は「Whipped cream not included」。
  • 1968年の原版の的は顔ハメ窓付きで、顔を入れるとピエロに見える絵柄だった。
  • バイラル動画の主は理髪店主。撮影場所も店内だったと伝えられる。

購入先

本家パイフェイスの新品は国内流通が細く、楽天では中古・並行輸入品が中心(価格の振れが大きい)。Amazonにはハズブロ正規品の取り扱いがある。

※本ページはアフィリエイトプログラムによるプロモーションを含みます。価格・在庫は変動する場合があります。

関連

ギミックゲーム
伝統・郷土玩具
赤べこ(あかべこ)
伝統・郷土玩具
こけし
伝統・郷土玩具
だるま
伝統・郷土玩具
招き猫(まねきねこ)
伝統・郷土玩具
けん玉
伝統・郷土玩具
張り子の虎(はりこのとら)
伝統・郷土玩具
こま(独楽)
伝統・郷土玩具
めんこ(面子)
伝統・郷土玩具
マトリョーシカ
伝統・郷土玩具
双六(すごろく)
伝統・郷土玩具
かるた・百人一首
伝統・郷土玩具
恩物(フレーベルの積み木)
伝統・郷土玩具
ジグソーパズル
伝統・郷土玩具
ドールハウス
伝統・郷土玩具
ディアボロ
伝統・郷土玩具
ロッキングホース
伝統・郷土玩具
羽子板・羽根つき
伝統・郷土玩具
手毬(てまり)
伝統・郷土玩具
さるぼぼ
伝統・郷土玩具
鯛車(たいぐるま)
伝統・郷土玩具
三春駒(みはるごま)
伝統・郷土玩具
アメリカントイ
懐かし・絶版
科学玩具
タイトルとURLをコピーしました