クロコダイルデンティスト(ワニの歯医者さん)ハズレの歯を押すとガブリ、運まかせのワニのロシアンルーレット
ワニの歯を1本ずつ押していき、ハズレの歯に触れると口がガブリと閉じる——それだけの、世界中で遊ばれ続けるドキドキゲーム。元祖は1990年アメリカの「クロコダイルデンティスト(ワニの歯医者さん)」。日本ではバンダイの「スーパーイタイワニー」が同型の定番として現行販売されている。
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楽天 参考価格 ¥1,820 税込・店舗により変動(スーパーイタイワニー)
基本スペック
特徴
- ワニの口の歯をひとつずつ押していき、ハズレを押すと口がガブリと閉じる
- ハズレの歯はセットのたびに変わるので、覚えて勝つことはできない
- 電池もコツもいらない、完全に運まかせのロシアンルーレット型
- 3歳から遊べる単純さで、世界各国に同型のゲームがある
- 日本ではバンダイ系の「イタイワニー」シリーズが定番
遊び方
ワニの口を開けてセットする。どれがハズレの歯かは、ワニだけが知っている。
順番に歯を1本ずつ押していく。押した指先に全員の視線が集まる。
ハズレの歯を押すと口がガブリ。噛まれた人の負け。口を開け直せば、ハズレが変わって何度でも遊べる。
誕生と歴史
開発時の試作は、本物の歯医者のようにペンチで歯を抜く方式だった。小さな部品をなくして低年齢でも遊べるよう、指で押す方式に改められた。噛みつく動作の速さと距離も「顔や目に当たらない」よう細かく調整されたと伝えられる。乱暴に見えて、実は安全設計を積み上げたゲームである。
考案者のロバート・B・フューラーは、ワニの口へパターでボールを打ち込む「ゲーターゴルフ」など数々のゲームを手がけた発明家。のちに、日本の数学教師・宮本哲也氏が考案した数理パズル「KenKen(賢くなるパズル)」を世界に広めた人物としても知られる。
ワニの口の中に入って歯の掃除をする鳥の話は、紀元前5世紀の歴史家ヘロドトスがすでに書き残している。ナイルのワニが口を開けて待ち、「トロキルス」と呼ばれる鳥が歯の間の食べかすをついばむ——という有名な博物学の伝承で、じつは現代まで写真や映像で実証された記録がない。ワニの口に手を入れて歯をいじる、というこのゲームの設定には、2000年以上語り継がれてきた下敷きがある。
ワニの歯は抜けても何度でも生え変わり、一生におよそ3000本を使うとされる。1本のハズレで怒るゲームのワニと違い、本物のワニは歯を失っても困らない。
日本で「ワニの歯医者さん」型の定番は、バンダイの「スーパーイタイワニー」(2002年発売・全長約27cm・電池不要)。公式の売り文句は「電池もワザもいらない」。ゲームセンターには1989年からワニを叩く「ワニワニパニック」があり、日本では「叩くワニ」と「噛まれるワニ」が長く並走してきた。
兄弟ゲーム
考案者つながりと、日本のワニ仲間たち。
- ゲーターゴルフ(Hasbro):同じフューラー考案。ワニの口へパターでボールを打ち込む
- イタイワニーシリーズ(バンダイ):日本の同型定番。ミニ版「ちっちゃくたってイタイワニー」もある
- ワニワニパニック(ナムコ):ゲームセンターの「叩くワニ」。1989年から続く体感ゲームの古典
メモ
- ハズレの歯の位置は内部の仕掛けで決まり、セットし直すたびに変わる。
- ドイツでは「Kroko Doc(クロコ先生)」の名で売られ、説明書によれば下あごの歯は13本。現地の販売元名義も、当初のパーカーからMB、ハズブロへと移り変わってきた。
- 米国には、庭でスプリンクラーになる水遊び版「クロコダイルデンティスト・スプラッシュ」まである。
- スーパーイタイワニーの公式コピーは「電池もワザもいらない」。頼れるのは運だけ。
- 100円ショップやカプセルトイにも類似のワニが多数いる。本ページの購入先は正規品。
- 元祖の発売は1990年だが、日本のゲームセンターでは前年からワニワニパニックが稼働していた。噛むワニと叩くワニは、ほぼ同期のデビューになる。
購入先
日本の現行同型はバンダイ「スーパーイタイワニー」(定価¥2,178)。本家クロコダイルデンティスト(Winning Moves版など)は輸入・中古が中心。
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